『適切な世界の適切ならざる私』文月悠光

装画:森本めぐみ/装幀:思潮社装幀室
発行:思潮社
四六判/並製本/96ページ/モノクロ


著者が14歳から17歳にかけて書いた詩集。学校や自室での出来事を捉えていますが、その日常はまるで冒険のようにスリリングであり、10代の視点からしか捉えられない風景や想いが表現されています


カバー

表1

帯はなく、カバー用紙は表紙の素敵なイラストが透けてみえるトレーシングペーパーが使われています
トレーシングペーパー

表4

背表紙

表紙

表1側。森本めぐみさん装画。森本さんの個展を見て文月さんからお願いしたそうです
絵のアップ
表4側
表1、表4で1枚の絵になっています。片面だけみると鮮やかな赤の抽象画のようですが、見開きにすると中央の黒い線は瞳であり、大きな猫のような少女の顔だと気づきます
表紙には絵に合うざらざらした用紙が使われています
表紙の背表紙

本書には栞が付属されています
著者について、本の解釈について、自由に語られていて面白いです

本文

表紙の裏側と見返し用紙
見返し用紙
別丁扉
別丁扉には凹凸のある用紙が使われています。特定できませんでしたが、ボス|雪が近かったです
総扉
目次ページ
詩のページ1
詩のページ2
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