『タピオ・ヴィルカラ 世界の果て』タピオ・ヴィルカラ

アートディレクション:羅苓寧(中介藝術 intermediArt)
タイポグラフィ・デザイン:加賀山咲子

発行:ブルーシープ
A5変型(148x190mm)、並製、コデックス装、204ページ


本書はヴィルカラ展覧会の公式アートブック。彼自身が撮影した芳醇なカラー写真と作品やドローイングの図版を渾然一体化し、「手触り」「姿」「ラップランド」「都市」「循環」などの断層を巡り、ヴィルカラの眼や手となって脳内をトリップする1冊

タピオ・ヴィルカラ(1915-1985)は、マルチな才能を持つデザインの天才で、現代のフィンランドのプロダクトデザインの中心人物として広く認められています。ヴィルカラの幅広いポートフォリオは、ガラスや家具、製品デザインをはじめ、彫刻や都市計画、グラフィック、さらにフィンランド国庫の紙幣の製作までにも及びます。

表紙

表1

カバーはなく、表紙と帯という構成です
帯付き。モノクロの写真に暗い赤がクール

表4

帯付き

背表紙

コデックス装を採用されています
帯付き。むき出しのコデックス装+モノクロの帯は棚差しもかっこいい!(展覧会のアートブックなのでタイトルが見にくくても問題な、芸術さに重きを置いているのでしょう

本文

表紙は厚紙を2つ折りにして貼られているので厚紙部分は4ページ分あります(表紙、裏表紙、総扉、オレンジ色のページ
裏表紙(厚紙2P目)と総扉(厚紙3P目)
オレンジインキがノセられた厚紙4P目と冒頭の写真。写真ページは8ページあり、本文とは違った薄く光沢のある用紙が使われています
タピオ・ヴィルカラと目次
章扉
章扉2
コデックス装で180度開くので見開きの写真もばっちり見えます
時々見える赤い糸綴もかっこいい
本文
本文
本文中にはメモようなページが数か所あります。友人がヴィルカラとの思い出を、著名人が彼の作品にまつわる思い出を語っています
プロフィール

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