『歌集 宇宙時刻』小関茂

装画:内田松里 / 装幀:細野綾子
発行:点滅社
四六判変形/上製本/179ページ/モノクロ


今回取り上げるのは小関茂の口語自由律短歌『歌集 宇宙時刻』。
昭和期に活動していた謎多き口語自由律の歌人 小関茂。彼が生前に遺した不思議な魅力を放つふたつの歌集をひとつにまとめて復刻したそうです。作品はとても自由で、宇宙、生命、時間に関したロマンチックなものが多いです

カバー

表1

内田松里さんのとても素敵なイラストがカバー全体に描かれて1つの世界を創られています。夜空に瞬く星、彗星、鳳凰、土星、天国への階段など作品に登場する宇宙生命、時間を表した世界が広がっています
タイトルは手書きの文字で、銀のホログラム箔押し?がされています
帯付き。「こんなことが、こんなことが、生きていることだったんだ。こんなことが」という歌が載せられています

表4

帯付き

背表紙

帯付き

表紙

表1側。鳳凰の姿が!
表4側
表紙の背表紙

本文

が付属されています
Pha、東直子、町田康が本書掲載の歌について解説されていて興味深い
見返し用紙
見返し用紙真っ黒な和紙っぽい用紙を使われています
別丁扉
別丁扉抹茶色の和紙っぽい用紙を使われていて渋いです
別丁扉2
別丁扉2も和紙っぽい用紙が使われています
総扉
目次
章扉。本書は小関茂歌集のIIとIIIを1冊にまとめています
章扉
口語自由短歌のページ。口語自由短歌とは57577の定型を意識しつつもかなり大胆な破調。現代の人が読んでも伝わるわかりやすい口語体。とのことです
あとがき

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