『本の幽霊』西崎憲

装幀:大島依提亜
装画作品:桃山鈴子
発行:ナナロク社
B6判変型(175mm×110mm)/上製本/120ページ/モノクロ


電子書籍で生まれた「1篇」が、奇妙で美しい「本」に生まれ変わりました。多岐にわたる活動で知られる作家・西崎憲の「本にまつわる」6篇の物語を、桃山鈴子さんの装画作品、大島依提亜さんによる造本で一冊としました。

カバー

表1

カバーはなく表紙と帯の構成。手の上に乗るサイズ感が絶妙で日に焼けて色褪せたようなハードカバーは美しく雰囲気があります
タイトル著者名には金の箔押し加工されています。そして文字の周りのかすれにも金の箔押しが施されているこだわり!
桃山鈴子さんの不思議な絵。絵の中に色鉛筆で描いたようなてんとう虫がっ!なんでしょう!?
帯付き
帯にはタイプライターで打たれたような文字のみが印刷されています

表4

自動翻訳によると本書の紹介ではなく短編小説の一部のような文章がフランス語で書かれています。シャクトリムシいらっしゃいます
帯付き

背表紙

背にも金の箔押し加工がされている豪華仕様。背の端が割れていると思いきや古本見立てた模様でした!
帯付き

本文

表紙の裏側と見返し用紙にも短編小説の一部のような文章が書かれています。色褪せ、シミついたような印刷がなされていますサナギも一緒に。
見返し用紙の裏側と化粧扉
見返し用紙の裏側もきっちりと色褪せデザインがされています
金色の和紙から高級感や特別感がただよいます
目次ページ
章扉
本文
桃山鈴子さんの挿絵がいくつかはさまれています
後ろの見返し用紙と裏表紙の裏側には星図が描かれています。最後の最後までこだわりのデザインがされていて美しい本に仕上がっています!

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