『くるぶし』町田康

装幀:佐藤亜沙美
発行:GOTOGOTOBOOKS
B6判変型(205mm×131mm)/角背上製本/192ページ/モノクロ
加工:三方色付/グリーンメタリック箔押し


著者初の短歌集にして、全首書き下ろしとなる本作は、町田さんがとらえた世界を聖賤一体となった言葉で味わえる一冊。

戀人を山に埋めて音樂は四日前から村に漂ふ
花活けて横に巻き寿司現代詩捨ててしまつた夢の置き床
気い狂てアキレス腱をわがで切り這うて行こかな君の近傍


カバー

表1

カバーと帯はなく表紙のみの本書。うねり模様のなかに短歌が書かれ、それらをねじ伏せるように配置された大迫力の題字
うねり、短歌、題字、それらすべてがグリーンメタリックの箔押しで表現されています
角背上製本。三方は表紙と同じ紺色で染められています。栞紐は題字合わせて緑色

表4

表4もすべて箔押し加工がされています
知り合いに水だけ出して帰らせてその後わがは薄茶のむなり 突き指が趣味だと言うたあの人もいまは入間でゴミを食べてる 迷惑か? 俺は男だマンナくれ夏場体調崩すかもです など

背表紙

背にもグリーンメタリックの箔押し加工がされている豪華仕様

本文

表紙の裏側と見返し用紙
見返し用紙はタントN-65でしょうか
化粧扉
半透明のトレーシングペーパーが使われ、下のタイトルが透けて見えます
総扉
章扉
本文

この記事をSNSでシェア!